
生成AIに活用方法を聞く前に、AIのほうから自分のことを質問してもらうと、回答が一般論から自分専用の提案に変わります。
「私の仕事にどう使えますか」と聞くだけでは、AIはあなたの仕事を知らないまま答えるしかありません。先に質問させて、自分のことを知ってもらう機会を作ることが、具体的な活用への近道です。
この記事でわかること
- 「何に使えますか」と聞いても一般論しか返ってこない理由
- 同じ職種でもAIの使える場面が人によって違うこと
- AIに自分のことを質問させる、そのまま使える指示文
- 提案を実際の仕事につなげる続け方
「何に使えますか」と聞いても、一般論しか返ってこない
AIに「あなたは何ができますか」と聞くのは良いやり方ですが、その回答だけでは自分の仕事に落とし込めないことが多いです。
多くの方は、調べたいことやわからないことをチャットで聞く、という使い方にとどまっている印象があります。そこから一歩ステップアップすると、業種によりますが、仕事の一部や大部分をAIに代替してもらうことも可能になります。
そのステップアップの入口として、AI自身に何ができるかを聞くのは有効です。詳しくはAIを仕事でどう使えばいい?勉強より先にAI自身に聞くべき理由と始め方で書いています。
ただし返ってくるのは、「文章が書けます」「画像生成ができます」「要約ができます」「事業戦略の壁打ち相手になれます」といった一般的なリストでしょう。
やっている仕事は人それぞれ全く違うので、この一般的なリストを自分ごとに置き換えるのは難しい。「結局、何に使えるの?」で止まり、「使いこなせそうにないから、まあいいか」となりがちです。
同じ営業職でも、AIの使える場面は人によって全然違う
自分の職種を伝えただけでも、AIの回答はまだ抽象的なままです。
たとえば「私は営業をしています。生成AIで業務を効率化し、仕事の質を上げたいです。どんな活用方法がありますか」と聞いたとします。この聞き方でも、返ってくるのは一般的かつ抽象的な活用方法になるはずです。
同じ営業でも、何を売っているのか、上司の立場なのか部下の立場なのか、お客さまはどういう人なのか。環境はそれぞれ全然違います。
環境が違えば、AIが使える場面も使い方も、人によって全然変わってきます。職種名だけでは、AIはその違いを知りようがないのです。
AIの回答が平均的な一般論になる仕組みは、AIの回答が一般論になるのはなぜ?指示に足りない3つの情報を解説で詳しく書いています。
解決策は、AIに自分のことを質問させること
「どう使えますか」で終わらせず、先にAIから自分のことを質問してもらう。これが今回おすすめするアプローチです。
質問してもらうことで何が起きるかというと、AIに自分のことを知ってもらう機会が生まれます。自分で説明の材料をひねり出さなくても、質問に答えていくだけで、AIに必要な情報がそろっていきます。
指示文はこれで十分です。
AI活用について、私の場合どういうことに使えるかを知りたいので、まず私のことを質問し、完全に理解してから答えてください。質問はどれだけ多くなっても構いません。
この一文を添えると、AIはいきなり提案せず、まずあなたのことを質問して理解しようとします。
質問に答えて理解してもらった上で提案してもらうと、あなた専用のAI活用の回答が返ってきて、具体的な使い方を見出せる可能性が上がります。
抽象的な提案だと「結局どうすればいいのか」で止まりますが、自分の仕事に即した提案なら「これに使えるなら実際に試してみようか」という姿勢に変わるでしょう。
提案が出たら、同じチャットの続きで「サポートしてください」と頼む
提案の中に「これをやりたい」と思うものがあれば、そのチャットの続きでそのまま頼めば進められます。
「これがやりたいのでサポートしてください」と言えば、やり方やアプローチ、どんな順番で仕事を進めればいいかまで答えてくれるでしょう。
自分のことをすでに理解してもらっているチャットなので、ここでも回答は一般論ではなく、あなたの状況に合わせたものになります。
そこから先は、試してみてうまくいかなければ改善策もAIに聞く。このループを回していけば、AIに任せられる仕事は少しずつ増えていくはずです。
AIを自分の仕事でどう使えるか迷っている方はご相談ください
生成AIに活用方法を聞くときは、先に自分のことを質問させる。この一手間で、回答は一般論から自分専用の提案に変わります。
指示文は「まず私のことを質問し、完全に理解してから答えてください」の一文で十分。質問に答えたあとは、同じチャットで「サポートしてください」と続けるだけです。
合同会社kotonohaでは、AI導入支援として、事業内容に合わせたAI活用の始め方から定着までを支援しています。
「AIに聞いてみたが、自分の仕事にどう当てはめればいいかわからない」という方は、お問い合わせからお気軽にご相談ください。
